音楽のリテラシー

秀村冠一・小林公江・難波正明 共著

(2000年10月)
菊判(天地216ミリ・左右150ミリ)
280ページ
定価(2200円+税)
ISBN4-915964-04-3 C3073


今日、人々はさまざまな形で音楽を楽しみ、特に専門的な教育を受けなくても、音楽を表現する側に立って楽しむことができます。

しかし、依然として立ちはだかるのが、楽譜の読み書きや、音階、調といったいわゆる「楽典的知識」の壁です。
音楽が苦手という人の多くは、過去、音楽の授業でそうした知識に学習のつまずきを経験したかもしれません。

本書は、音楽に関心を寄せる人々が音楽をより深く理解し楽しむための「基本的なリテラシー(知識・能力)」を身につけるためのテキストです。

第1章は楽典の基礎知識を、第2章は1章の知識を活用して実際の音楽を分析したり、編曲や作曲を試みたい人のために楽式の基礎と鍵盤楽器上での和音の基本的な使い方を解説しています。
どちらの章も読者が自力で習得できるように、理論的説明は最小限度にとどめ、多数の例題と練習問題にスペースを割きました。

さらに第3章では楽譜上の約束事や音の組織体系について、項目ごとに歴史的背景や文化的な関連を解説。非ヨーロッパ文化圏の音楽も含めた総合的な広がりを重視した構成となっています。


【目次】
第1部 読むために
 1.譜表と音名→譜表/音名/変化記号/Lesson1
 2.音符と休符→単純音符・単純休符/付点音符・付点休符/タイと連符/Lesson2
 3.リズムと拍子→リズムと拍/拍子/シンコペーション/リズムの記譜法/Lesson3
 4.演奏のための記号・標語→テンポの表示/強弱の表示/発想標語/装飾音・装飾記号/奏法・反復に関する楽語・記号/Lesson4
 5.音程→音程とは/音程の種類/音程の転回/Lesson5
 6.音階→音階の構成音/長音階/短音階/ Lesson6
 7.調 →調と調号/調の関係/移調/転調/Lesson7
 8.和音→和音の構成と和音記号/主要三和音と属七の和音/コード・ネーム/ Lesson8

第2部 使うために
 1.楽式の基礎→動機と楽節/一部形式、二部形式、三部形式
 2.和声への入り口と和音伴奏→和音の配置と連結/鍵盤楽器による和音伴奏
 3.旋律に和音をつける(1)→主要三和音と属七/非和声音
 4.旋律に和音をつける(2)→さまざまな伴奏形とバスの進行/副三和音
 5.多彩な音楽表現のしくみ【寄稿:安村好弘】→基本的な和音連結のまとめ/種々の借用和音(副属和音)と経過和音

第3部 知るために
 1.楽譜→/五線譜の成立/音部記号の起源/譜表の種類/スコア/ドレミの由来/音名の由来/変化記号の由来/楽譜の不完全性/原典版と校訂版/タブラチュア/図形楽譜/楽譜のない音楽/日本のさまざまな楽譜/数字による楽譜
 2.リズム →楽譜の限界と生きたリズム/音楽様式とリズム/舞曲のリズム/リズムの開拓/さまざまなリズムの世界
 3.音・音律 →音/音律
 4.音組織 →音階と旋法/教会旋法/スコットランドの音階/ジプシー音階/全音音階/全音階と半音階/日本の音階/中国の音階/インドネシアの音階/インドの音階/西アジアの音階(イラン・トルコ)
 5.楽式→複合三部形式/ソナタ形式/ロンド形式/変奏形式/フーガ
 6.さまざまな曲種→声楽曲/器楽曲/複数の楽曲や楽章からなる器楽曲
 7.音楽の垂直的な関係→テクスチュア/通奏低音/和声学/終止/対位法/トリスタン和音/神秘和音/トーン・クラスター
 8.20世紀の音楽言語 →十二音技法/ミュジック・コンクレート/電子音楽/偶然性の音楽/ミニマル・ミュージック/コンピュータと音楽/環境音楽とサウンドスケープ

¥ 2,376

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